第2期がスタート!!

平成30年10月20日、紀州くちくまの熱中小学校は第2期がスタートしました。

男子18名、女子9名、合計27名の新入生をお迎えしました。最高齢は80歳、最年少は25歳、平均年齢は46.16歳です。全国12校の熱中小学校でも平均年齢は一番低いんですよ。

今回は、浦校長先生が海外出張だったので、長井教頭先生から、新入生全員に入学証書が手渡されました。

中には、こんな新入生も。非常に期待値が高いです。

また、10ヶ月の新入生も入学してくれましたよ。
2年生には7ヶ月の「先輩」がいます。完全に、カオスな空間ですね(^.^)。

ご来賓には、上富田町長 奥田誠様。また、前上富田町長で紀州くちくまの熱中小学校育英会(保護者会)会長の小出隆道様からご祝辞を賜りました。

長井教頭先生からは、生徒全員に向けて、熱中小学校とは、また紀州くちくまの熱中小学校がめざしていく方向性を示して頂きました。
皆さん、真剣にそのお話を聞いて下さっていたのが印象的でした。

長井教頭は言います。
『何かを与えてくれる、教えてくれる。それは、紀州くちくまの熱中小学校には期待をしないで欲しい。自ら、学びを得て、日々の生活に、仕事にどのように活かして行くのか、この熱中小学校ネットワークを自分や仲間とどのように利用するのか。それは、自分自身が、自分自身のステージで考え、それを発揮して欲しい』
まさに、その通りだと感じました。
紀州くちくまの熱中小学校は、「場作り」 × 「ネットワーク」は提供します。でも、どのように活用するのかは、自ら考え行動していく。

今年の5月に開校した紀州くちくまの熱中小学校。その当時を振り返ると、事務局自身が、「熱中小学校の想いを伝えられるだろうか?」。
全く実績のない大人の社会塾に、定員を大幅に上回る方が入学をしてくれている状況。プレッシャーに押しつぶされそうになったのが、昨日の事のようです。

でも、1期を生徒の皆さまと一緒に運営し、色々とトラブルや上手くいかない事もあったけど、それも含めて「紀州くちくまの熱中小学校の良さ」として、生徒の皆さんの温かいご支援、また先生方の素晴らしい授業によって、進んできた事が実績として積み上がったんだと、心から思える入学式になりました。。

生徒代表として、2年生の家根谷さんが新入生に向けてお祝いのことばを語って下さいました。その中でのお話しが非常に印象的でした。

『紀州くちくまの熱中小学校の2年生に、沖田さんと言う方がいます。この方が考える紀州くちくまの熱中小学校の表現が非常にわかりやすいのでお伝えさせて下さい。
紀州くちくまの熱中小学校は「居酒屋」です。そこに来るお客(生徒)は、食べたいお客(確固たる人)、店の雰囲気見に来たお客(仕事発展人)、料理の味を盗みたいお客(講師話聞く人)、料理は関係無く新しい友達見付けに来たお客(私みたいな人)、そして居酒屋(熱中小学校)は、その場を提供しているだけだと思っています。
この居酒屋に来て、美味しくなかったから次来ないお客、雰囲気良かったから又来たいお客・・・』

紀州くちくまの熱中小学校は「居酒屋」。新しい気付きでした。
たった、4ヶ月の間に、誰も知らない者どうしから、仲間ができ、それぞれの立場で、この紀州くちくまの熱中小学校を利用し、活用する。
素晴らしい成長だと感じました。

新入生代表として、山本さんにお話しを頂きました。
友人から、紀州くちくまの熱中小学校のお話しを度々聞かれていたそうです。その話を聞いているだけで、ワクワク感が伝わり、早く入学をしたい。そのように思ってくれていたそうです。
さらに、この紀州くちくまの熱中小学校は、第三の場所(3rd place)だと言ってくださいました。
家庭、職場、そして第三の場所。
新しいコミュニティとして、地域はもちろん、広域的にネットワークが広がる。そんな期待を持って下さっているのが伝わりました。
第2期に向けての抱負も語ってくれて、新しい紀州くちくまの熱中小学校がスタートする実感を感じることができました。

入学式の後は、1時間目に音楽の授業で平原 誠之 先生、2時間目に斎藤 賢治 先生の授業がおこなわれました。
授業の内容は、別途授業短信でお伝えします。

授業の後は、オリエンテーションとして、各クラブの部長さんによるクラブ紹介がありました。すでに、新規部員も入ったクラブもあるようです。

そして、全員で記念撮影。いつものポーズで、はいポーズ!!。

最後は、茶話会で先生方や、1年生、2年生が一緒になって、色んなお話しを楽しみましたよ。
もちろん、紀州くちくまの熱中小学校の茶話会は、「プラムハニップ」で乾杯!!。

楽しみな仲間で第2期がスタートしました。
地域の皆さまに応援される紀州くちくまの熱中小学校でありたいと考えています。引き続き、関係各位の皆さまのご支援を賜りますよう、お願いいたします。

PHOTO: Nobuhiro Kaji